ポテンシャルのシミュレーション方法 ポテンシャルのシミュレーション方法

ポテンシャルのシミュレーションは、以下の手順で実施しました。

1 航空測量による高さの取得  航空測量データを用いて、高さを求めました。使用したデータはこちらをご参照ください。
日射量の算出
 太陽の軌道(地理の影響)、日照率(天候の影響)、周辺地形及び建物による日陰(遮蔽物の影響)を考慮して、日々の1時間ごとの平均日射量を算出・累計して、年間日射量を求めました。
※気象データは、東京都内・周辺の気象観測所での気象観測データ(過去10年(2013年~2022年)の月ごとの平均値;気象庁より)を用いました。
日射量の計算式はこちら(外部リンク)をご参照ください
3
対象とした屋根
 本シミュレーションでは、次のいずれかの条件に合う屋根の面積を「算出対象屋根面積」とし、計算対象としました:
・傾斜3度未満の屋根(北向き傾斜含めた全方位)。
・傾斜3度以上60度未満の屋根で、下図のとおり、南を含んだ真東から真西までの方向を向いた屋根。
対象とした屋根
4
太陽光発電システムの設置可能システム容量及び年間予測発電量の推定
○ 設置可能システム容量(推定)

太陽光パネルはおおよそ10m2で1kW設置できると言われています。そのため、設置可能システム容量(推定)は以下の式で算出しています。

設置可能システム容量(推定) [kW] = 0.1 [kW/m2] × 算出対象屋根面積 [m2]
※年間予測日射量が1,100 [kWh/(m2・年)]以上が対象

○ 年間予測日射量から年間予測発電量を推定

年間予測日射量から年間予測発電量を推定するにあたっては、JIS C 8907:2005「太陽光発電システムの発電電力量推定方法」に示された以下の算出式を用いています。さらに東京都の発電実績に基づき、年間予測発電量の補正を行いました。

EPY = P × HAY × KPY × 1/GS × a

EPY : 年間予測発電量 [kWh/年]
P  : 設置可能システム容量(推定) [kW]
HAY : 年間予測日射量 [kWh/(m2・年)]
KPY : 総合設計係数。値は0.85とする
Gs : 標準試験条件における日射強度 [kW/m2]。値は1とする
a : 補正係数。値は1とする。

太陽光発電システムの年間予測CO2削減量の推定

東京都環境局「再エネクレジット算定ガイドライン」(平成31年4月)に示された以下の算出式を用いて、年間予測CO2削減量を算出します。

年間予測CO2削減量 [t-CO2/年] = 年間予測発電量 [kWh/年] × 0.382/1000 [t-CO2/kWh]

5
太陽熱利用システムの設置可能集熱器面積及び年間予測集熱量の推定
○ 設置可能集熱器面積(推定)

年間予測日射量が1,000 [kWh/(m2・年)]以上を対象として、算出対象屋根面積とします。

○ 年間予測日射量から年間予測集熱量を推定

年間予測日射量から年間予測集熱量を推定するにあたっては、一般社団法人 ソーラーシステム振興協会「業務用太陽熱利用システムの設計・施工ガイドライン」(平成25 年4月)に基づき、以下の算出式を用いています。

QS = HAY × KTH × Ar × Kj

QS : 年間予測集熱量 [MJ/年]
HAY : 年間予測日射量 [kWh/(m2・年)]
KTH : 太陽熱利用システム効率、0.4とする
Ar : 設置可能集熱器面積(推定) [m2]
Kj : kWhとMJの換算係数、3.6とする

太陽熱利用システムの年間予測CO2削減量の推定

東京都環境局「東京都太陽エネルギー入門ガイドブック」に基づき、以下の算出式を用いて年間予測CO2削減量を算出します。

年間予測CO2削減量 [t-CO2/年] = 年間予測集熱量 [MJ/年] × 0.0538/1000 [t-CO2/MJ]